第43回苫小牧アイスホッケー連盟杯争奪C級アイスホッケー大会(苫小牧アイスホッケー連盟主催)最終日は3日、市内の白鳥王子アイスアリーナでAグループ決勝を行った。苫小牧埠頭が2―1でトヨタ自動車北海道アイスホッケー部を接戦で制し、大会2連覇と昨年12月の道新杯に続き今季二つ目のタイトルを獲得した。
【Aグループ】▽決勝
苫小牧埠頭2-1トヨタ自動車北海道アイスホッケー部
▽得点者【埠】松本(寺尾)工藤(古川、小関)【ト】市川(中村)▽GK【埠】伊藤【ト】佐藤
苫小牧埠頭は試合開始直後、FW松本のシュートで先制。第2ピリオドにはトヨタ自動車北海道FW市川に同点ゴールを決められるも、その直後にDF工藤が勝ち越し弾。終盤は守備陣の奮戦でトヨタ自動車北海道の追撃をかわした。
抜群のチームワークで勝利 落ち着いた試合運びで2冠
苫ア連杯連覇と今季道新杯に続き二つ目のタイトルを手にした苫小牧埠頭。1月24日の準決勝から試合間隔も開き、入り方は難しかったが、落ち着いた試合運びで勝利をものにした。
決勝は接戦となった。「とにかくいいスタートを切りたかった」とFW寺尾直也主将。序盤は積極的な攻撃を展開し、幸先よく先制するなど好調な出だしとなった苫埠頭。ただ敗者復活準決勝でC級の強豪ナラサキスタックスを破って勢いがついたトヨタ自動車北海道。一筋縄にはいかない。守備の隙を突かれ、同点に追いつかれてしまった。
しかし、その約2分後にDF工藤浩幸がゴールネットを揺らして勝ち越しに成功。ベンチの雰囲気も好転した。
昨季の苫ア連杯、苫民杯、今季の道新杯と3大会連続で優勝している苫埠頭。今大会は若手とベテランがうまくかみ合い、ここまでいい形で戦っている。
ただ目標は同一シーズンでの3大会制覇。今季残るのは苫民杯。抜群のチームワークを武器に王者としての意地を見せたいところだ。寺尾主将は「会社の人たちも応援してくれている。期待に応えられるように苫民杯を戦い抜く」と力を込めた。