白老町のはぎの自動車学校で1日、冬道の運転技術を学ぶ講習会が開かれた。同校で運転教習を受けたドライバーら20人が受講し、わだち路面での安全な運転技術などを身に付けた。
学科講習で受講者は、同校副管理者の中越博さんを講師に冬道事故の要因や走行のための備え、さまざまな路面状況と気象変化に対応した運転方法の説明に耳を傾けた。
引き続き、屋外の教習コース付近で技能講習が行われ、受講者は教習車でわだち路面を走行。事故を防ぐ運転技術を身に付けた。凍結路面でABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を使用し、衝突を回避する方法も学び、冬道に潜むリスクを改めて確認した。
講習会では、飲酒運転の危険性を知る実習も行われた。受講者は、酒酔い状態になる特殊なゴーグルを装着して教習車を運転。飲酒によって判断能力が著しく鈍ることに理解を深めた。