厚真町の冬を彩るイベント「第20回ランタン祭り」(同祭り実行委員会主催)と「スターフェスタ2020inあつま」(町商工会青年部主催)が1日、同町本郷の温浴施設「こぶしの湯あつま」周辺を会場に同時開催された。会場内は多数のランタンがともって雪原には今年の干支(えと)「子(ね)」の火文字が浮かび、澄み切った夜空に花火が打ち上がって大輪を描いた。
会場には地元の企業や団体などが作ったアイスキャンドル約5000個をずらりと陳列。火がともされると、胆振東部地震で被災した町を復興の明かりで包み込むような幻想的な風景が広がった。
当日は冷え込みが厳しい中だったが、町内外から多くの人たちが来場。ピラミッドを模したキャンドルのオブジェや「TRY2020」の文字が浮かび上がった光の前でカメラを向けるなどして厚真の冬の催しを満喫した。
干支文字焼きではこぶしの湯から縦250メートル、横50メートルほどある「子」の火文字が完成。打ち上げ花火は、札幌のモエレ沼芸術花火実行委員会と北海煙火が一部協賛しており、約2000発を厚真の夜空に打ち上げた。
このほか町の特産品が当たるじゃんけん大会やお菓子のつかみ取り、ラーメン早食い競争なども繰り広げられ、イベントは盛り上がった。