安平町議会臨時会が27日に開かれ、及川秀一郎町長は胆振東部地震で損壊した早来中学校の再建に合わせて早来小、早来中を施設一体型の「義務教育学校」として2023年度に開校するスケジュールを示した。
早来地区で建設を目指している小中一貫型の校舎は、現早来小の隣接地に新たに建設。予定通り行けば21年度に着工し、22年度秋までに完成させる見通し。その過程で20年度から施設分離の小中一貫型の小学校・中学校を導入し、校舎完成後の22年度3学期から児童生徒は新校舎に移る。23年度から校長を1人とし、義務教育学校を開校させる。昨年12月27日の教育委員会で委員の承認を得た。
義務教育学校とは、15年に学校教育法の改正で制度化された小学6年間と中学3年間の義務教育を一貫して行う9年制の学校。独自の教育課程を編成できるなどの特長があり、中学進学時に環境の変化に戸惑う「中一ギャップ」の解消などに効果がある―とされている。