日本アイスホッケー連盟は28日、2022北京冬季五輪男子アイスホッケー3次予選=2月6~9日、スロベニア・イェセニチェ=の代表メンバー23人を発表した。
メンバーにはアジアリーグで活躍する選手たちが顔をそろえ、王子イーグルスからはGK成澤優太、DF山田虎太朗、橋本僚、FW高橋聖二、高木健太、中島彰吾、大澤勇斗、越後智哉の8人が選出された。また苫小牧出身で米国で活躍する平野裕志朗(ネイラーズ)や佐藤航平(ニューハンプシャー大)も選ばれた。
3次予選は日本(世界ランキング23位)、クロアチア(同29位)、リトアニア(24位)、スロベニア(18位)の4カ国が総当たり戦で競う。男子日本代表は1998年の長野冬季五輪以来、24年ぶりの五輪出場を目指す。今回代表の主将を務めるDF山田虎太朗(王子イーグルス)は「日本のアイスホッケーを盛り上げ、メジャースポーツにするのは男子の役割であると思っている。対戦国はどこも強豪国。選手一人ひとりが強い気持ちを持って一試合一試合、日本のために全力で戦う」とコメントした。
代表メンバーは次の通り。
▽GK 成澤優太(王子イーグルス)福藤豊(栃木日光アイスバックス)古川駿(東北フリーブレイズ)
▽DF 河合龍一(東北フリーブレイズ)蓑島圭悟、梁取慎也(以上ひがし北海道クレインズ)山田虎太朗、橋本僚(以上王子イーグルス)大津夕聖、佐藤大翔(以上栃木日光アイスバックス)
▽FW 高橋聖二、髙木健太、中島彰吾、大澤勇斗、越後智哉(以上王子イーグルス)大津晃介、入倉大雅、池田一騎、上野拓紀(以上ひがし北海道クレインズ)寺尾裕道、古橋真来(以上栃木日光アイスバックス)平野裕志朗(ネイラーズ=アメリカ=)佐藤航平(ニューハンプシャー大=同=)
アイスホッケー男子日本代表の岩本裕司監督は28日、東京都内で記者会見し、2月6日からスロベニアで行われる2022年北京五輪3次予選に向けて「五輪は大きな夢の舞台。覚悟を持って(出場権を)取りにいきたい」と抱負を語った。日本は6日にクロアチア、7日にリトアニア、9日にスロベニアと対戦。1位が8月の最終予選に進む。
日本男子の五輪出場は、自国開催の1998年長野大会が最後。岩本監督は「決定力のある選手を入れた」と話し、米国でプレーするFWの平野裕志朗と佐藤航平らに期待を示した。