第75回国民体育大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会は29日、青森県八戸市で開幕する。苫小牧のチームに所属の選手も北海道選手団の一員として多数出場する。古里の名誉を背負っての活躍が期待される。
アイスホッケー競技は、成年の部が26チーム、少年の部が13チーム出場し、都道府県対抗のトーナメント戦で栄冠を競う。3連覇中の成年の部は今大会も大澤啓太、小原卓朗など社会人ダイナックス、松浦大貴をはじめ苫市役所で活躍する選手や他の社会人リーグでしのぎを削る選手が多く出場する。
また昨年、前人未踏の16連覇を成し遂げた少年の部には小金澤祐太、中島照人らの駒大苫小牧高3年生勢が名を連ねた。両チームともに優勝候補筆頭として貫禄ある戦いで栄冠を勝ち取りたい。
スピードスケート競技も昨年の釧路国体で活躍した選手らが出場する。安平町出身の中村奨太(ロジネットジャパン)が成年男子1500メートル、5000メートル、2000メートルリレーに、むかわ町出身で現駒大苫小牧高スピードスケート部の指揮を執りながら現役を続けている田畑真紀(同校職員)が、成年女子3000メートルでどんな滑りを見せてくれるのか。少年女子では今年のインターハイでも活躍した森野こころ(駒大苫小牧)が1500メートル、3000メートルで出場。清水彩花(同)も2000メートルリレーのメンバーに入った。
大会は2月2日まで。期間中は各地域の代表として、白熱した戦いが繰り広げられる。アイスホッケー競技の成年、少年の部の組み合わせは別表、苫小牧地区関係選手の北海道選手団メンバーは次の通り。
【スピードスケート】
▽成年男子 中村隼人(安平スケート協会)中村奨太(ロジネットジャパン)▽同女子 田畑真紀(駒大苫小牧高校職員)▽少年女子 森野こころ、清水彩花(以上駒大苫小牧)
【フィギュアスケート】
▽成年男子監督 伊藤蘭(オンワード樫山)
【アイスホッケー】
▽成年男子 大澤啓太(トヨタ自動車北海道)川島誠(王子製紙苫小牧工場)小原卓朗、古川誠也(以上ダイナックス)松浦大貴(苫小牧市役所)▽同コーチ 大澤洋介(ダイナックス)▽少年男子 石川涼、今大和、小金澤祐太、中島照人、三浦稜介、鎌田悠希、橋本寛太(以上駒大苫小牧)▽同コーチ 鈴木司(駒大苫小牧教員)