白老町体育協会は25日、障害のある人たちを対象にした体操教室を町総合体育館で開いた。町内の障害者支援施設の利用者が参加し、フラフープを使った室内運動で汗を流した。
体を動かす機会が少なくなる冬場に運動の場を提供するため、体協が初めて企画。社会福祉法人の白老宏友会とホープの生活介護施設などに通う20人が集まった。
参加者は体育館の柔剣道場で、床にかかとだけ着いて走ったり、横跳びやスキップをしたりして体をほぐした。その後、新体操の元ロンドン五輪強化指定選手で白老町の幼児スポーツ指導員も務める渡辺晴香さん=苫小牧市在住=の指導の下、フラフープを使った運動を楽しんだ。
施設利用者に運動機会を提供した体協の取り組みについて白老宏友会の担当者は「他の施設利用者とも交流でき、こうした運動機会の提供はありがたい」と話した。体協はさまざまな人たちを対象に、運動を通じた健康づくりを推進するため、障害のある人たちに向けた体操やダンスなどの教室を企画していくという。