第40回全国中学校スケート大会のスピードスケート競技(2月1日開幕、長野市・エムウェーブ)に出場する厚真、鵡川の両中学校の選手たちがそれぞれ地元の町役場で抱負を述べた。
厚真中2年の尾谷駿文君(13)は今月11~13日に釧路市で開催された全道大会の男子3000メートル、5000メートルでいずれも予選を突破し、自身初の全国切符を獲得。道大会決勝のレースでは3000メートル11位、5000メートル9位の成績を残している。
24日に厚真町役場を訪れた際には「予選を突破して決勝でA級のタイムを出すことが目標」と決意表明。また、「全国のトップレベルの選手のフォームなどを見て、今後の自分の滑りに生かしたい」と意気込み、宮坂尚市朗町長は「良い体験をして、春、夏の練習のモチベーションにつながるようなレースを期待している」とエールを送った。
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鵡川中の5選手は23日にむかわ町役場を訪れた。男子3000メートル、5000メートルの飛岡大介君(15)=3年=は今大会限りで競技から退くことを決めており、「指導してくださった監督やコーチ、送り迎えをしてくれた両親への感謝を表すレースにしたい」と言い、同じく女子の500メートル、1000メートルの短距離に挑む栃丸心乃さん(15)=同=も「9年間の締めくくりになるレースをしたい」と集大成への思いを語る。
このほか、男子500メートル、1000メートルの清水隆太郎君(14)=2年=は「悔いの残らないレースをしたい」と抱負。女子短距離2種目に臨む門田ひなたさん(12)=1年=は「スタートから誰にも負けないように頑張る」、1500メートル、3000メートルにエントリーの南部優奈さん(13)=同=は「緊張しないようにし、決勝に行けるよう頑張りたい」とそれぞれ述べた。
竹中喜之町長は「楽しく、明るく、リンクの上を堂々と滑ってほしい。今、むかわ町は震災からの復興に向けて頑張っている最中。皆さんの元気な滑りを発信して」と激励した。