様似 アポイ岳ユネスコ世界ジオパーク ユネスコが再認定

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年1月24日

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は21日、ユネスコ世界ジオパークの再認定審査結果を公開し、昨年7月に再認定審査を受けたアポイ岳ユネスコ世界ジオパーク(様似町)を全会一致で再認定(4年間)した。今後のジオパーク運営にあたり、5項目の指摘事項を付している。

 再認定審査は4年に1度で、2015年に国内8カ所目の世界ジオパークに認定されたアポイ岳ジオパークは初めての審査だった。昨年7月、英国と中国の地質学を専門とする2人の審査員が3日間にわたり詳細に視察し、関係者からも話を聞いた。

 審査後、離町前の講評や記者会見で2人は「様似は小さな町だが、いろいろなものを持っている豊かな町」、「4年前の世界認定時に挙げた12の課題はすべてクリアしている」などと話していた。

 再認定に当たり示した5項目の指摘事項は(1)GGN(世界ジオパークネットワーク)とAPGN(アジア太平洋ジオパークネットワーク)のネットワーキング活動を、各施設、特に様似郷土館ほかウェブサイトや各種看板・案内板で強化、推進すること(2)ジオロジカルサイト(地形・地質サイト)のデータベースを定期的にアップデートし、保全方針を検討すること(3)他のユネスコ世界ジオパークとのパートナーシップを通じて、地域の国際的価値を宣伝し、GGNとAPGNの活動への関与を強化すること―など。

 今回の再認定に坂下一幸町長は「町民が誇りを持って歩めるよう、さらにジオパークの教育に力を入れたい」と話している。

 アポイ岳は世界認定の一方、18年の国内審査では「指摘に対応していない項目がある」として「条件付き再認定」で、認定期間が2年間に短縮された。国内再認定審査は今年行われる。

 「ユネスコ世界ジオパーク」は、地層や岩石、地形、火山、断層など地質学的な遺産を保護し研究に活用するとともに、自然と人間との関わりを理解する場所として整備し、科学教育や防災教育の場とするほか、新たな観光資源として地域の振興に生かすことを目的とした事業。ユネスコの国際地質科学ジオパーク計画が実施している。今回の再認定では、洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパーク(洞爺湖町など)と室戸ユネスコ世界ジオパーク(高知県室戸市)も再認定された。

こんな記事も読まれています

    •  陸上の世界選手権東京大会は日、東京・国立競技場で開幕し、キロ競歩で男子の勝木隼人(自衛隊)が2時間分秒で自身初メダルとなる銅を獲得した。今大会の日本勢のメダル第1号。川野将虎(旭化成)は位、

    • 2025年9月13日スポーツ, 速報記事, 陸上
    •  陸上の世界選手権東京大会は日、東京・国立競技場で開幕し、キロ競歩で男子の勝木隼人(自衛隊)が2時間分秒で自身初メダルとなる銅を獲得した。今大会の日本勢のメダル第1号。川野将虎(旭化成)は位、

    • 2025年9月13日速報記事
    •  【サンフランシスコ時事】米大リーグは日、各地で行われ、ドジャースの大谷はジャイアンツ戦に1番指名打者(DH)で出場し、第3打席まで無安打だった。同僚の山本は先発し、五回まで1失点。

       エンゼルス

    • 2025年9月13日速報記事
    •  【サンフランシスコ時事】米大リーグは日、各地で行われ、ドジャースの山本はジャイアンツ戦に先発し、7回を投げて1安打1失点、奪三振と好投した。勝敗はつかなかった。同僚の大谷は1番指名打者(DH)で

    • 2025年9月13日速報記事
  • テスト()

       (1山田)(2高田)(3田中) 9月12日死去。通夜9月14日午後6時から、葬儀9月15日午前9時30分から、ベルコ苫小牧シティホール(苫小牧市木場町1苫小牧駅北口隣接、電話37-4444)で。喪主 阿㘴上 憲春(やま

    • 2025年9月13日
  • やいのやいの
    やいのやいの
ニュースカレンダー

紙面ビューアー