白老町体育協会が子どもたちの冬場の運動環境を提供するため、今冬、町総合体育館で始めた「幼児運動広場」が人気を呼んでいる。今季は毎月2回のペースで開設し、4月まで続ける。
運動広場は同体育館柔剣道場に開設。ストレッチ用ボールや長さ3メートルのビニール製トンネル、フラフープなど体を動かしながら楽しめる道具を用意し、利用登録した親子に場を提供している。
体協は、外遊びの機会が少なくなる冬期間の幼児の運動を促すため、広場の開設事業を立案。昨年11月から始めた。道具を使った自由遊びのほか、体協職員による運動教室も開いている。
今季5度目の開設となった今月16日には、町内の親子3組が参加。子どもたちは会場を走り回ったり、トンネルをくぐって遊んだりして体を動かした。娘と参加した佐藤朋美さん(42)は「冬はほとんど外で遊べず、こうした場が設けられてとても助かっている」と話した。
体協は「お母さんたちのストレス発散や交流の場にもなっている。今季の利用状況を踏まえ、次年度の継続を検討したい」と言う。
次の開設日は今月30日、2月18、27日、3月10、24日、4月14、28日。時間はいずれも午前10時半から正午。