苫工大勝スタート インターハイ アイスホッケー開幕

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年1月23日
1回戦〔苫工―渋川工〕この試合5得点の活躍を見せた苫工主将・武部(白のユニホーム)
1回戦〔苫工―渋川工〕この試合5得点の活躍を見せた苫工主将・武部(白のユニホーム)
1回戦〔明峰―道栄〕相手の猛攻を受ける道栄
1回戦〔明峰―道栄〕相手の猛攻を受ける道栄

 2019年度全国高校総合体育大会第69回全国高校アイスホッケー競技選手権大会が23日、帯広市帯広の森アイスアリーナ・第2アリーナ、十勝管内清水町アイスアリーナで競技を開始した。同日午前はトーナメント1回戦3試合を展開。東胆振勢の苫小牧工業、北海道栄が登場した。渋川工業(群馬)と対戦した苫工は26得点を上げる大勝。道栄は日光明峰(栃木)と対戦、中盤1点差に迫ったが、第3ピリオドに追加点を許し、2―5で敗れ、2回戦進出はならなかった。水戸啓明(茨城)は12―0で帯広農業に勝った。

 全国高校体育連盟、日本アイスホッケー連盟など主催の今大会には、全国各地の予選会を勝ち抜いた精鋭28校が出場。26日までの競技4日間で、日本一を懸けた熱戦を繰り広げる。東胆振からは苫工、道栄のほか、大会連覇を狙う駒大苫小牧、2年ぶりのインターハイ出場となる苫小牧東も名を連ねている。苫東は23日午後に軽井沢(長野県)と対戦。駒大苫は24日午前の2回戦で苫工と顔を合わせる。

 ▽1回戦

 苫小牧工業26-2渋川工業

 ▽得点者【苫】武部(小嶌翔、黒須)武部、磯島(黒須、武部)小嶌啓、黒須(磯島、武部)四方(小嶌啓、松井)武部(四方、小嶌啓)松井(小嶌啓、四方)引木、金山(四方)水橋、武部(小嶌翔)黒須、小嶌翔(黒須、武部)引木(金山、四方)四方(引木)黒須(磯島、武部)松井(小嶌啓、水橋)小嶌翔(黒須、武部)小嶌啓(引木)磯島(黒須、武部)武部(黒須、小嶌翔)四方(金山、松井)磯島(黒須、武部)金山(水橋)小嶌翔(黒須、武部)【渋】黒澤(野村)永田(黒澤)▽GK【苫】岡本【渋】飯野

 日光明峰5-2北海道栄

 ▽得点者【明】駒田(松永)石渡、高木(齋藤)高山(駒田、高木)駒田(柳田)【栄】北川(北村)金澤▽GK【明】鈴木章【栄】中村、佐藤壱

 水戸啓明12-0帯広農業

 ―道栄 まさかの初戦敗退

 1対1の強さ、スピード、選手層。どれを取っても勝っているように見えた道栄だったが、思わぬ初戦敗退となった。「大舞台にびびってしまっていた」(小林監督)と試合開始わずか17秒で失点。そこから攻守にちぐはぐさが目立った。

 第2ピリオドにようやく得点。流れをつかんだかに見えたが、第3ピリオドは反則がかさんだ。一時は3選手がペナルティーボックスに入る事態。同ピリオド16分すぎにつかんだ数的有利なパワープレーで金澤主将(3年)が意地のミドルシュートを決めたが、反撃もここまでだった。

 前回大会、11年ぶりの8強入りを果たした道栄としては、早すぎる幕切れ。メンタルトレーニングなども積極的に導入しているが、「いざリンクに立つと雰囲気が一気に変わってしまう。大舞台でも力を発揮できるチームづくりをしたい」と指揮官は語った。

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