室蘭開発建設部が発注している高規格幹線道路「日高自動車道」の大狩部トンネル工事(日高厚賀IC―新冠IC間)を請け負っている鹿島・宮坂特定建設工事共同企業体がこのほど、新冠中学校(松田拓美校長、生徒151人)にトンネルの貫通石で作ったお守り(学業成就など)をプレゼントした。
昔から貫通石は元気な赤ちゃんが生まれる「安産」のお守りと言われ、また最近では意思(石)を貫くと言うことから「合格祈願」のお守りにもなっている。
この日は、鹿島建設の山岸隆史所長と末次将也さんが新冠中を訪れ、山本政嗣教育長や松田校長らが同席する中、全校生徒を代表して関口幸次郎君(3年)と生徒会長の米田孝太君(2年)に人数分の貫通石(1センチ四方)が入ったお守り袋を手渡した。
関口君は「見学したトンネルの貫通石のお守りで、受験を突破できるように頑張りたい」、米田君は「お守りをもらえてうれしい。将来、高校進学や安産を期待したい」とそれぞれ感謝した。
大狩部トンネルは延長2151メートル、断面積100・3平方メートルで工期は2016年10月1日から21年3月26日まで。このほどトンネルが貫通し、工事全体の進捗(しんちょく)率は約80%。