むかわ町穂別地区にある穂別スケートリンクで18日午前、2019年度「町民スケートまつり」が開かれた。晴れ渡る青空が広がった中、参加した町民約60人がリンクの滑走タイムを競ったり、おやつ拾い、ゲームなどを通して氷上でのレクリエーションを楽しんだ。
町民にスケートに親しんでもらおうと毎年開催しているイベント。穂別スケート協会が主催、町教育委員会が後援しており、小学生の「スケートレベルチャレンジ」(記録会)も兼ねている。
同リンクは13日に今季の営業をスタート。開会式で同協会の三上清文事務局長は「今年は難しいと思っていたリンクができた。冬の健康づくりに向けてどんどん利用してほしい」とあいさつ。町教委の長谷川孝雄教育長は「リンクを造ってくれた方たちへ感謝の気持ちを持ちながら使って」と激励した。
小学生による記録会には17人が参加し、1、2年生は100メートル、3、4年生は200メートル、5、6年生は500メートルをそれぞれ滑走。リンクコンディションも良く、児童たちが懸命にゴールを目指した。この後のレクリエーションでは、幼児、小学生を対象に氷上にちりばめたお菓子を拾っていく催しなどが行われ、長靴を履いた子どもたちが一斉にリンクに飛び出し、転びそうになりながら袋いっぱいに詰め込んで笑顔を見せていた。
穂別小学校4年の大頭里菜さん(10)は「スケートは簡単に滑れたが、長靴では氷がツルツルで全然歩けなかった。楽しかった」と話していた。