胆振東部消防組合がまとめた2019年の救急出動件数は、前年より126件少ない1101件となった。同組合は、前年と比べ急病、一般負傷による搬送が減ったほか、胆振東部地震の発生に関連する出動がなくなったことが大きな減少の要因とみている。
昨年の救急出動を町別に見ると、厚真町211件、安平町406件、むかわ町484件で、出動内訳で最も多かったのが急病の675件。次いで転院搬送が146件、一般負傷が140件、交通事故が60件、労災が35件と続いた。年代別では70~80代で480件と全体の4割以上を占め、60代が116件、90代が108件あった。
同組合は、引き続き救急の適正利用と医療機関への早めの受診を呼び掛けるとともに、講習会などを通じて応急手当ての普及、促進を図っていく考えだ。