2年ぶり大舞台へ準備着々 屋外リンクで滑り込み 苫東

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年1月15日
屋外リンクで練習に励む苫東

 苫小牧東高校の屋外スケートリンクがこのほど完成し、アイスホッケー部員たちが全国大会に向けて練習に励んでいる。金井真主将(3年)は「チームの雰囲気はいい。いよいよ(インターハイ)だなと感じている」と手応えを口にする。

 例年通り、昨年12月の道大会(釧路市)後に田中正靖監督が作業を開始。記録的な少雪に加えて気温も高く、「いつも以上に時間がかかった」と言うが、地道な水まきで今月中旬には5センチ程度の氷の厚さになった。

 主に午前練習で屋外リンクを使用。スケーティングやシュート、パスといった基礎的動作をみっちり鍛え、午後の設備が整った屋内リンクでは、より実戦的なメニューに取り組む日々を送ってきた。

 ただ、チーム唯一のGK中野朝陽(2年)がけがのためいまだ戦列復帰できず。練習試合では対戦校からGKを借りて、なんとかゲームを成立させてきた。FW、DFにも故障者を抱える。それでも「人数が少ない分、他が多く練習を積める。本番までには回復してくれると思うので心配はしていない」と金井主将は頼もしい。

 2年ぶりの大舞台。目標はベスト4入りだ。互いに順当に勝ち上がれば、3回戦で強豪清水と激突する。屋外リンクで培ってきた豊富な運動量を武器に「走り負けないスタイルを根底にしていきたい」と主将は力を込めた。

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