新冠町西泊津のコスモヴューファーム生産のウインブライトが、香港・シャティン競馬場で9日開催された香港カップ(G1)で優勝し、町内関係者は生産者とともに快挙を喜んだ。馬主のウイン代表取締役で同ファーム社長の岡田義広さん(39)は、牧場関係者ら3人を連れて現地で一口オーナー22人と応援し、10日夜に戻った。
岡田さんは「最終の直線からゴールまで、斜めの席で勝ったかどうか分からなかった。最終レースで日高の馬が勝って気持ちよかった」と話し、「海外で勝つことで日高に良い影響を与えることとなり、世界に通用する馬を希望を持って育てていきたい。騎手、調教師、スタッフの人たちにも感謝している」と気を引き締めていた。
ウインブライトの育成に携わっていた同ファームの横山智之調教主任(49)は「勝った瞬間みんなで抱き合った。夢のような感じ。みんなが喜んでくれて、感動の一言です」と笑顔で喜んだ。
お祝いに駆け付けた鳴海修司町長は「新冠町をはじめ日高管内の生産者の励みになる。今後の活躍も期待したい」と地元産馬の快挙をたたえた。