全道一の生産を誇る新冠町特産「にいかっぷピーマン」の今年の販売額が8億4093万円(販売量1986トン)となり、過去最高だった昨年に続き2年連続で8億円台に乗せた。今年の生産量は昨年比で1割以上多かったが、高値が続いた昨年より15%ほど価格が低下し、金額比で約3%下回った。
新冠町農協で開いた農協ピーマン生産部会(竹中浩二会長)反省会の資料によると、道内のピーマン生産に占める新冠の割合は前年と同じ56%で、2位の上川管内東神楽の7%を大きく引き離しダントツの1位。竹中会長は「全国的なピーマン産地として安全・安心な生産に取り組み、来年も良い年になるよう頑張りたい」と話した。農協の浅川豊組合長も「今年は大きな災害もなく、2年連続8億円台の生産となりうれしい。どこに行っても『新冠町農協です』と話すと、『ピーマンですね』と返事が返ってくるほど認知度は高まっている」と今後の生産に期待し、生産者にエールを送った。