レッドスターズが全勝V―小学生IH・金剛園杯

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年12月2日
総当たり戦3戦全勝で優勝したレッドスターズ

 苫小牧市内の小学生アイスホッケーチームのレッドスターズが、11月30日まで市内で行われていた第10回金剛園杯争奪兼全道小学生アイスホッケー選手権大会苫小牧予選で優勝した。リーグ戦を全勝して栄冠をつかんでおり、全道大会に向けてチームの勢いは増している。

 同月23日に開幕した同大会には市内の4チームが参加し、総当たり戦で競った。

 最終日は市内のダイナックス沼ノ端アイスアリーナでリーグ戦2試合を行った。このうち最終戦となった第2試合は、中盤から積極的に仕掛けたレッドスターズが終盤まで試合の流れを握り、4―1で苫小牧Westアイスキングに快勝した。第1試合はバーニングバレットがBLUEサンダーズを6―1で破り2勝目を上げた。

 優勝したレッドスターズと準優勝のバーニングバレットは、来年1月に札幌市で開催される全道大会の出場権を獲得した。

 大会は苫小牧アイスホッケー連盟主催。金剛園が共催し、苫小牧民報社や市体育協会などが後援した。

 ▽リーグ戦

 レッドスターズ4―1苫小牧Westアイスキング

 ▽得点者【レ】外川(小野)森、外川(山下)森【苫】青名畑▽GK【レ】成田、大槻【苫】坂本

 ▽順位 (1)レッドスターズ3勝(2)バーニングバレット2勝1敗(3)苫小牧Westアイスキング1勝2敗(4)BLUEサンダーズ3敗

 大会3戦全勝で圧倒的な強さを誇ったレッドスターズ。総失点数は6と高い守備力も見せ付けた。水橋徹監督は「キルプレーでも冷静な判断ができていた」と自信を見せた。

 苫小牧Westアイスキングとの最終戦は第1ピリオド7分に1点を先制される展開。水橋監督は「パスが少し雑になった。つなぐホッケーができていなかった」と言い、隙を突かれた失点。13分すぎには同点とし序盤を終えた。

 第2ピリオド以降はチームの攻守が機能し始めた。それまではロングシュートの散発が目立ったが、攻め込む場面でゴール前の相手にプレッシャーをかける場面も。FW外川誠やFW森陸琥が得点し、相手を一気に引き離した。副将のDF小野煌介は「パスがつながるようになり、好機につながった」と振り返った。

 全勝優勝とはいえ、全道大会に向けては克服すべき課題も。FW陣の守りへの切り替えが遅れピンチを招く場面があった。主将の伊部泰成は「攻めっ放しで危ない場面があった。チーム全体で攻めて守る意識を持ちたい」。水橋監督は「パスの精度も課題だ。全道大会までしっかり練習していきたい」と引き締めた。

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