ビール会社「キリンビール」と「スプリングバレーブルワリー」でつくるキリングループは28日、昨年9月の胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町に義援金10万円を寄付した。キリンビール北海道統括本部の金丸俊憲本部長と阪下達哉・営業企画部副部長が町役場を訪れ、善意を届けた。
キリンビールが厚真産ハスカップを使用して新たに開発したビール「北海道厚真町産ハスカップ」を8月10日から約2カ月、ブルワリー併設のレストラン「スプリングバレーブルワリー東京」で提供。1杯につき10円を義援金に充てたほか、千歳工場で行われたイベントで来場者に善意を呼び掛けた。
宮坂尚市朗町長は「厚真産ハスカップが注目してもらえているのは、皆さんのような大手メーカーがいろんな挑戦をしていただいているおかげ。大切に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べ、金丸本部長は「われわれにできることがあれば、引き続き協力していきたい」と話していた。