和光、今季初優勝飾る―王子杯・東胆振中学アイスホッケー

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年11月18日
相手ゴールに迫る和光の選手
相手ゴールに迫る和光の選手
今季初優勝した和光
今季初優勝した和光

 第8回東胆振中学校アイスホッケー選手権大会兼第50回王子杯争奪アイスホッケー大会兼第50回北海道中学校アイスホッケー大会胆振地区予選大会は16日、苫小牧市内の白鳥王子アイスアリーナで最終戦を行い、9日に始まった大会の全日程が終了した。和光が今季初優勝を飾った。

 大きな節目を数える伝統の大会には和光と合同A(明野・ウトナイ・青翔・凌雲)、同B(開成・啓北・明倫・鵡川)、同C(啓明・光洋・苫小牧東・緑陵)の東胆振4チームが参加し、総当たりのリーグ戦を展開した。上位3チームが、12月21日から帯広市で開かれる全道大会の出場権を獲得した。

 大会の最終戦は全勝優勝を狙った和光と合同Cが対戦。合同Cが4―3で和光を振り切って勝った。この結果、和光、合同A、同Cの3チームが2勝1敗で並び、大会規定に基づいて和光が優勝、合同Cが準優勝、同Aが3位となった。

 試合結果は次の通り。

 ▽リーグ戦

 合同C4―3和光

 ▽得点者【合】石田(山脇)山脇(山田大)山脇(山田大)石田(三浦)【和】村上一(脇本、伊藤)柳橋(中谷)池田(中谷)▽GK【合】山北【和】糸金

 合同A6―3合同B

 ▽得点者【A】木戸(清水陽)相馬(堀内、木戸)相馬(面田、岸本)本部(岸本)本部(堀内)相馬【B】千崎(城野、岩野)城野(一二三)亀田▽GK【A】谷口【B】大澤

 今季初優勝を飾った和光。合同A、Bチームに2連勝したものの、合同Cに1点差で惜敗した。金子昭博監督は「優勝はしたが、合同Cに勝てなかったのは悔しさが残る」と語った。

 大会最終戦の合同Cとの試合は、第1ピリオドを2―1で終えて和光がペースをつかみかけたが、中盤に失速。金子監督は「パワープレーで得点できなかったのが痛手だった」と振り返った。

 全道大会に向けて課題が見えた大会だった。パックを持っていない選手の動きや相手選手との距離の取り方など、修正を要する点が浮かび上がった。主将のDF池田橘平(3年)は「ディフェンスではポジション取りのミスもあった。正確に相手をマークできるように修正したい」と語った。

 そうした中で、1年生で出場機会が多かったDF白水竜之介は「ピンチの時に相手陣地へパックを送り時間を稼げた」と守備力の向上へ自らの手応えを語った。「全道大会では和光の強さを見せられるように全力プレーをしたい」と意気込んだ。

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