王子勝利導いた新主将-高橋

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年10月23日
キャプテンマークを付け、1ゴール2アシストと躍動したFW高橋聖二

 22日のデミョン戦で王子イーグルスのキャプテンマークを胸に付けたのは、FW高橋聖二。中学生以来と言う「C」のマークに意気に感じ、1ゴール2アシストと主将の役割を見事に果たした。

 普段のゲームキャプテンはDF山下敬史が務めていたが、チーム全員でリーダーシップを発揮してほしいという思いと、高橋の最近のプレーでの状態などを考慮し、首脳陣で話し合って決定した。

 その思惑が見事にはまった。第1ピリオドで同点となる2点目をアシストすると、その後も果敢に攻め立てデミョンゴールを脅かす。第3ピリオドには倒れ込みながらの気迫のシュートが、きれいな軌道でゴールネットに吸い込まれていき、貴重な追加点をもたらした。6点目のアシストも決め、キャプテンの重責を果たした。試合を振り返り「第1ピリオドは、思うような動きができていなかったが、粘って2点を取り返せたのは良かった。反省する点も多いが次につながる試合になった」と話し、キャプテンマークについては「多少の違和感はあったが、いつも通り求められている役割を果たすことだけを意識していたので普段のままでいけたと思う」と語った。

 通常は副キャプテンを務める高橋は、試合以外でもさまざまな相談に乗ったり、アドバイスをしたり。チームの精神的支柱として貢献度は高い。今後もそのリーダーシップを武器にチームを勝利へ導く。高橋は「チームは本当に良い方向に向かっている。次の東北戦も良い状態で臨みたい」と力を込めた。

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