2日に始まった第40回苫小牧白鳥ライオンズクラブ(LC)杯争奪東胆振中学校アイスホッケー大会は9日、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナで最終戦を行った。合同C(啓明・光洋・苫小牧東・緑陵)が延長にもつれた和光との激戦を4―3で制し、優勝を決めた。
同LCや苫小牧アイスホッケー連盟など主催。大会には合同を含む4チームが参加し、総当たり戦で競った。最終試合は2勝で並んでいた2チームの対戦となった。
▽リーグ戦
合同C4―3和 光
合同Cは、FW早坂仁が先制と2点目を挙げるなど、第2ピリオド終了時に3―1と優位に展開。しかし第3ピリオドは和光の猛攻に遭い、残り約3分で同点に追い付かれて緊迫したゲームとなった。我慢が続いた合同Cは延長突入後10秒にFW石田が劇的なゴール。競り合いに終止符を打った。
合同Cは今季、和光との3試合を全て1点差で制しており、この試合もまた1点差の激闘となった。
最終戦はFW早坂仁が2得点の活躍。先制点はゴール前で押し込み、「三浦(FW)が(盾になる)スクリーンをしてくれたおかげで生まれたゴール」と早坂。NHK杯の予選で左肩を負傷し、最近まで本調子ではなかったものの、今大会で復調を印象付けた。「今季は先制点が取れなくて苦しい試合が多い。今回は自分が決めることができてよかった」と胸を張った。
主将のFW石田聖弥は延長戦での決勝点を挙げ意地を見せた。早い段階で決めたかったといい、延長10秒でゴールネットを揺らした。
ただ林周孝監督は「第3ピリオドは反則が重なり、押される展開になった。負けてもおかしくはなかった」と後半の失速を反省点と指摘した。
石田は「チームとして課題が見えた大会。ゴール前でのディフェンスの乱れやFWの決定力不足が目立った。修正していきたい」と意気込んだ。