第72回秋季北海道高校野球大会が6日、札幌円山球場で開幕する。来春のセンバツ甲子園出場に向けた重要な参考となる、全道10支部の予選会を勝ち抜いた20校のトーナメント戦。室蘭支部からは鵡川と北海道栄の2校が挑む。
9月の支部予選ブロック決勝で駒大苫小牧を破り、3年ぶりの全道切符をつかんだ鵡川。夏の南大会マウンドを経験したエース右腕・稲葉美徳(2年)の安定感はもちろん、ブロック予選2試合で登板した1年生左腕・西川皓太も試合がつくれるのは大きい。
初戦の相手は札幌国際情報と滝川西の1回戦勝者。どちらも手ごわいのは間違いないが、初戦からモットーの全力疾走で試合の流れを呼び込みたい。
一方の北海道栄は、大会2日目の2回戦で旭川大高と対戦する。今夏の甲子園に出場した相手は、主力を担っていた3年生が大量に抜け再建中の身。それでも群雄割拠の旭川支部予選で、旭川龍谷、旭川明成をそれぞれ接戦で破るなどしぶとさがある。
ブロック準決勝で20安打、同決勝では15安打をそれぞれ放った猛打が光る道栄。支部予選全3試合を1人で投げ抜いたエース印南伊吹(2年)を大舞台でも強力援護できるか。期待が掛かる。
大会期間は13日(11日休養日、雨天順延)までの延べ7日間。札幌円山、麻生の両球場が舞台となる。大会初日の6日午前9時から行われる開会式では、鵡川の阿部柊希主将(2年)が選手宣誓を務める。
組み合わせは別表の通り。