苫小牧西高の女子弓道部 髙橋、清水、岩本  満持し国体に挑む

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  • 2019年10月2日
弓道の北海道少年女子代表として国体に出場する苫西弓道部員と加藤監督(右)=提供

  苫小牧西高校の女子弓道部員3人が4~6日、茨城県で開かれる国民体育大会弓道競技に北海道少年女子代表として出場する。初めての大舞台に3人は「北海道の代表として出場するからには上位を目指して頑張りたい」と意気込みを見せている。

   出場するのは髙橋明日香、清水葵(以上3年)と補欠で岩本七海(2年)。道予選(6月、三笠市)では髙橋、清水の2人と塩谷梨流(登別青嶺3年)が南部地区B、岩本は同Aとして臨んだ。

   道予選と国体は1チーム3人の団体戦。「近的」(28メートル)と「遠的」(60メートル)の2種目を射て合計的中を競う。予選は近的9中、遠的4中の計13中でトップ通過。遠近的2立ずつの決勝ラウンドは計37中で、岩本の南部Aを3本差でかわして栄冠をつかんだ。

   3人は国体出場に向けて遠的練習を土日を中心にしている。普段しない遠的で上達し、決勝では遠的2立で13中を射るなど優勝の原動力になった。髙橋は「緊張したが、練習した結果が出た」と胸をなで下ろし、清水も「優勝できたのはよかった。なかなか結果が伴わなかったので国体では力を出せるようにしたい」と前を見据える。

   3選手はこのほど、苫小牧市役所の岩倉博文長を表敬し初の国体出場を報告した。北海道の少年女子監督として国体に同行する苫小牧西高弓道部の加藤雅一監督も「道予選は緊張しながらも、本人たちなりに楽しんでいる感じだった。国体でも場の雰囲気を楽しんで上位に入れるように頑張っていきたい」と話す。

   3年生にとっては高校生活の集大成となる国体。髙橋は「全道優勝に満足せず、国体は自分の力を出して結果を残したい」とし、補欠として控える岩本は「道大会では敵チームとして素晴らしい射をしていた。自分が出る時は先輩の足を引っ張らないようにサポートをしたい」と話した。

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