胆振東部地震復興支援チャリティーパークゴルフ大会が27日、苫小牧市内の糸井の森パークゴルフで開かれた。男子はスコア88でラウンドした苫小牧の谷口康平が優勝。女子はスコア91の白老町の牧野信子が制した。
胆振地区パークゴルフ協会連合会主催。昨年9月に発生した胆振東部地震の被災者を支援しようと、参加費の一部のほか会場にも募金箱を設置して参加者の善意を受けた。胆振地区や札幌市などから約250人が参加し、36ホールストロークプレーで競った。
競技後の閉会式では集まった支援金の贈呈式も行われ、同連合会の寺島徹会長が被災3町のパークゴルフ協会の代表に目録を手渡した。また大会の参加者全員に参加賞として厚真町のブランド米「さくら米」が贈られた。
準優勝は男子がスコア93の清本秀樹(白老町)、女子が同95の中山多恵子(室蘭市)が輝いた。3位は男子が桝井捷正(苫小牧市)、女子は三條えみこ(同)が食い込んだ。
上位の成績は次の通り。
▽男子 (1)谷口康平88(2)清本93(3)桝井93(4)庄司93(5)漆坂94
▽女子 (1)牧野信子91(2)中山95(3)三條98(4)伊藤98(5)宮尾101=同スコアは規定による
▽…「ベスト記録を更新した」と照れるのは、男子優勝の谷口康平。初の80台で回り「こんな大きな大会で好スコアを出せてラッキーだった」と笑みを浮かべて喜んだ。
ラウンドはDコースから開始しスコアは22。「最高の滑り出しだった。勢いに乗れその後にもつながった」と胸を張った。
最終Cコースではティーショットを抑えめに打ち、セカンドショットから攻める丁寧なプレーで締めくくった。谷口は「最近は調子がいい。この調子で次の大会でもベストを尽くしたい」と話した。