苫小牧民報杯第8回たるまえカップ柔道大会が22日、苫小牧市総合体育館で開かれた。全道の小中学生16チーム、155個人が団体戦と男女、学年、体重別の個人戦計16部門で熱戦を展開。苫小牧柔道スポーツ少年団の市井樹(幼児)、小林陽斗(小学男子4年)、貝澤舜之介(同6年)、吉川陸大(中学男子55キロ以下)、山崎陽茉理(中学女子)が個人戦各部門を制覇したほか、団体戦では苫小牧少年団Aが2年連続の準優勝となった。
個人賞は、中学男子66キロ以下を制した佐藤雅典(浦河柔道スポーツ少年団)が最優秀選手賞を獲得。稚内柔道スポーツ少年団の須藤一颯(小学男子2年)、苫小牧少年団の山崎が優秀選手、貝澤(苫小牧少年団)、花柔会西野柔道少年団の田河望(中学男子81キロ以下)が敢闘賞にそれぞれ輝いた。
大会に先立ち行われた開会式で、苫小牧民報社議長兼社長の宮本知治大会長があいさつ。開催まで1年を切った東京五輪に触れながら、「この大会から、将来の日本柔道界を担っていく選手が出てほしい。皆さんには無限の可能性がある。勇気や感動を与えるスポーツの素晴らしさを発信して」と激励した。
選手宣誓は、今夏の全国中学校大会に出場した道内屈指の実力者山崎(苫小牧少年団)が務め、「日ごろの練習の成果を発揮し、最後まで全力で戦うことを誓います」と力強く語った。
たるまえカップは、苫小牧市や近隣地域の柔道振興などを目的に2011年から行われている。今回は稚内、札幌など遠方の強豪道場も多数参戦し、よりハイレベルな戦いが畳上で繰り広げられた。苫小牧民報社主催。苫小牧柔道連盟が主管した。
結果の詳細は次の通り。
【団体】
▽順位 (1)稚内柔道スポーツ少年団A(2)苫小牧柔道スポーツ少年団A(3)花柔会西野柔道少年団A
【個人】
▽幼児 (1)市井樹(苫小牧柔道スポーツ少年団)(2)岡本優大(斎藤柔道塾)(3)鎌田(港武館)▽小学男子1年 (1)岩野陽斗(静内柔道スポーツ少年団)(2)岡本優利(斎藤柔道塾)(3)木村(苫小牧柔道スポーツ少年団)▽同2年 (1)須藤一颯(稚内柔道スポーツ少年団)(2)五十嵐(えりも柔道少年団)(3)佐々木(むかわ柔道少年団)▽同3年 (1)扇谷漣志朗(えりも柔道少年団)(2)市井葵(苫小牧柔道スポーツ少年団)(3)柳本(浦河柔道スポーツ少年団)▽同4年 (1)小林陽斗(苫小牧柔道スポーツ少年団)(2)安田(えりも柔道少年団)(3)杉山(稚内柔道スポーツ少年団)▽同5年 (1)岸本涼雅(花柔会西野柔道少年団)(2)大垣(厚真柔道スポーツ少年団)(3)大友(静内柔道スポーツ少年団)▽同6年 (1)貝澤舜之介(苫小牧柔道スポーツ少年団)(2)中島(五心館道場)(3)南(稚内柔道スポーツ少年団)▽中学男子55キロ級以下 (1)吉川陸大(苫小牧柔道スポーツ少年団)(2)吉川蒼(同)(3)桜井(静内柔道スポーツ少年団)▽同66キロ以下 (1)佐藤雅典(浦河柔道スポーツ少年団)(2)内山(厚真柔道スポーツ少年団)(3)山川(花柔会西野柔道少年団)▽同81キロ以下 (1)田河望(花柔会西野柔道少年団)(2)大井(苫小牧柔道スポーツ少年団)(3)佐藤(稚内柔道スポーツ少年団)▽同81キロ超 (1)宮嶋凌生(様似柔道少年団)(2)千葉(花柔会西野柔道少年団)(3)杉山(稚内柔道スポーツ少年団)▽小学女子1・2年 (1)冨菜心美(浦河柔道スポーツ少年団)(2)杉村志(門別柔道スポーツ少年団)(3)岸本(花柔会西野柔道少年団)▽同3・4年 (1)木村真緒(斎藤柔道塾)(2)杉村美(門別柔道スポーツ少年団)(3)木村(五心館道場)▽同5・6年 (1)三上柚(稚内柔道スポーツ少年団)(2)牛坂(五心館道場)(3)和賀(苫小牧柔道スポーツ少年団)▽中学女子 (1)山崎陽茉理(苫小牧柔道スポーツ少年団)(2)佐藤(むかわ柔道少年団)(3)工藤(花柔会西野柔道少年団)