王子イーグルス あす、ホーム開幕戦

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年9月13日
ホーム開幕戦に向けて調整に汗を流す王子イーグルス
ホーム開幕戦に向けて調整に汗を流す王子イーグルス

  アイスホッケーの王子イーグルスは14、15の両日、苫小牧市内の白鳥王子アイスアリーナでひがし北海道クレインズとのホーム開幕2連戦を迎える。レギュラーリーグ開幕の対東北フリーブレイズ戦で連勝して好調な出だしの王子。地元の初戦でもファンの前に勝利を届け上昇気流に乗りたい。菅原宣宏監督は「練習から良い緊張感があり、ホームの試合が楽しみ。苫小牧開幕戦に勝つことだけを考えて戦う。リンクを赤く染めましょう!」と力強い。

   新体制でのリーグ幕開けとなった敵地での東北戦。8月31日の開幕戦は第1ピリオドでFW小原大輔が先制ゴールを挙げ、王子自慢の攻撃陣がいきなり本領を発揮した。中盤は我慢の展開が続き、終盤は守備陣の粘りもあって好機で確実に決めて延長戦へ。最後は新助っ人FWタイラー・レデンバックが押し込み勝負を決めて勝ち点2を物にした。9月1日の2戦目は攻守ともに持ち味を存分に出した。GKドリュー・マッキンタイアを中心に全員で守り、攻撃では新加入のFW大澤勇斗らが活躍して6―0で快勝した。

   2試合で勝ち点5を獲得し、ホームに戻った王子。12日の練習では攻め出しやセット5人での動きを確認するなどの調整を行い、試合に備えた。

   ”新生”クレインズは個々のスキルが高く、日本製紙時代からの選手ということもあり、選手間のコミュニケーションや連携は優れている。王子の指揮官も「(数的有利、不利の)スペシャルプレーがポイントになる」と語り、シーズン前から課題のキルプレーやパワープレーの精度が試合展開のカギを握る。

   副主将のDF橋本僚は「(東北2連戦は)効果的なシュートから得点につなげることができた。ゴール前にFWが集まりGKに思うようなプレーをさせない。クレインズ戦での戦い方にもつながる」とし守備は「GKのドリュー(マッキンタイア)に助けられた部分も多かったので、DFとFWが一体となって守る意識を持つ。自分たちがパックを保持する状況からピンチをつくらないように戦う」と話した。

   王子―ひがし北海道の開幕2試合はいずれも午後3時にフェースオフ。前売りチケットは特別指定席2000円(当日2300円)、指定席1500円(当日1800円)自由席1000円(当日1300円)で、高校生以下は無料。回数券は10枚セット8500円で残りわずかとなっている。いずれも白鳥王子アイスアリーナ、王子サーモン苫小牧工場直営店などで購入可能。問い合わせは苫小牧アイスホッケー連盟 電話0144(34)7601。

  ◇   ◇

  福地さん、開幕イベントに登場 NHK連続テレビ小説「なつぞら」出演

   14、15日に苫小牧市若草町の白鳥王子アイスアリーナで開かれるアジアリーグの王子イーグルス、ホーム戦(対ひがし北海道クレインズ2連戦)に合わせてさまざまなイベントが行われる。

   14日のホーム開幕戦は、放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演している女優、福地桃子さんが試合前のフェースオフイベントに登場する。当日は試合終了まで会場観戦する予定。14、15の両日に同アリーナ内のロビーで行われる「なつぞら」特別展特設ブースにも姿を見せる。

   福地さんは「間近でアイスホッケーを観戦させていただくのは初めてなので、とても楽しみにしています。皆さんと会場でお会いできることを楽しみにしております」とコメントしている。

   15日には岩倉博文苫小牧市長による記念フェースオフ、試合終了後にはアリーナ1階エントランスで王子選手サイン会を行う。また14、15両日とも先着150人に王子イーグルスオリジナルうまい棒をプレゼントするほか、選手デザインの開幕限定ユニフォームプレゼント(各日5人ずつ抽選)なども行う。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。