北海道教育研究所(江別市)は26日、むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)で「むかわ学のSTEAM(スティーム)化に関する勉強会」を行った。同校の職員や地域住民など34人が参加。科学、技術、数学など5分野を統合的に学び、課題を発見して解決する能力を育成する「スティーム教育」について、講演やワークショップを通じて知識を深めた。 勉強会は、STEAM教育に理解を深め、同校の探求学習「むかわ学」への導入を協議するとともに、職員の指導力を向上させるのが目的。3回目。 STEAMJAPAN(東京)の教育コーディネーター、廣部彗さん(37)が講師を務め、同教育について、推進される理由や学習で身に付く力、解決すべき課題などを解説した。その後、ワークショップで参加者がむかわ学の課題や発展させる方法について意見交換した。 柳本校長は「講師の話を聞き、今までと違った角度、視点でむかわ学を進められるよう考えたい」と述べた。 同研究所教育課題研究部では「スティーム教育を道内の学校に広げるため、今後も鵡川高校と連携を続けたい」としている。