大会で優勝した藤田(左)と佐藤 苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会の佐藤裕眞(早来学園)と藤田小百合(泉野)がこのほど、北ガスアリーナ札幌で開かれた第44回道新杯北海道小学生大会の各部で優勝を果たした。全道規模としては今年度を締めくくる大会。積み重ねた練習の成果を発揮した。 前年の男子5年の部に続いて、6年の部で連覇を果たした佐藤。この1年、フォアドライブやフットワークを強化してきた。大会では予選リーグを3戦全勝で準々決勝へ。サーブやドライブが思うように決まらず「感覚は良くなかった」と振り返るも、進んだ決勝では持ち前の柔らかいプレーと両ハンドのバランスの良さで得点を重ねた。前年(5年男子)から「気持ちに左右されず、落ち着いてプレーできるようになった」と精神的な成長も見せた佐藤。来季も全国中体連大会を目指しつつ「文武両道で取り組んでいきたい」と笑顔を見せた。 女子3年以下、4年に続く3連覇の藤田。予選リーグから準々決勝まで、相手に1セットも与えない試合展開で勝ち進む。以降も得意なサービスからの攻撃で優位に立ち、接戦になっても堂々としたプレーで栄冠を勝ち取った。藤田は「サーブから3球目で決められるようトライし、うまくいった」と振り返る。それでも「フォアが、はじくような打ち方になり、うまく決まらないことがあった。安定性と威力を強化したい」とさらなる成長を誓う。来季は小学生として最後のシーズン。「全国ランクでベスト8に入れるよう、頑張りたい」と力を込めた。