女子アイスホッケーの2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選開幕まで2週となった23日、会場のネピアアイスアリーナでカウントダウンイルミネーションが明かりをともした。代表「スマイルジャパン」の中の道路建設選手4人が点灯式後に取材に応じ、主将を務めるDF小池詩織は「式典を通じていよいよ予選が始まるなと感じた。地元苫小牧、ホームリンクでの試合。私たちに力を与えてくれると信じている」と語った。
点灯式はアリーナの正面玄関前で行われ、大勢の人らが見守った。小池とDF細山田茜、FWの黒須若菜、同じく輪島夢叶は関係者、市の公式キャラ「とまチョップ」らとのセレモニーに終始笑顔で臨んだ。
苫小牧ではこの日から最終の代表合宿が始動した。副主将を務める細山田は「試合までの2週間の最終調整で細かいところまで磨きをかけていきたい」と意気込んでいた。輪島は「チーム、個人でやってきて高めたことに自信をもっている。やってきたことを発揮したい」と思うことを語った。
黒須は「初めての最終予選になるけれど、すごく楽しみな気持ち。チームの役に立つプレーができればと思っている」との抱負だった。
最終予選には日本、フランス、中国、ポーランドが出場して総当たり戦を繰り広げる。日本は2月6日にフランス、8日にポーランド、9日に中国といずれも午後3時半から対戦する。
小池は「初戦(フランス戦)が本当に大事」と言い、「今シーズンは自信をつけてきた。楽しんで試合に臨みたい」と笑顔。地元での予選開催をチャンスと受け止めていて、市民に向けてのメッセージとして「会場にぜひ足を運んで、私たちがする熱い試合を後押ししていただければ」と語った。