北海道を代表する冬のイベント「第75回さっぽろ雪まつり」(札幌市、札幌観光協会など主催)が4日、開幕した。主会場の中央区の大通公園には5基の大雪像もお目見え。11日まで8日間にわたり、国内外の観光客らの目を楽しませる。
メインの大通会場は大通公園西1~11丁目を使用。大雪像5基のほか、中雪像20基、小雪像104基の計129基が並び、日没から午後10時までライトアップされる。
大雪像は、4丁目のSTV広場に人気アニメ「転生したらスライムだった件」(転スラ)が完成。7丁目のHBC広場には7月25日にリニューアルオープンする歴史的建造物の「赤れんが庁舎」が登場した。
初日は午前10時15分から、西7丁目会場で開会式を実施。秋元克広札幌市長があいさつした後、主管する実行委員会の笹原晶博会長が開会を宣言し、伝統の冬の祭典がスタート。初日から観光客や一般市民が詰め掛け、にぎわっている。
この他、すすきの会場、東区のつどーむ会場も同日開幕。すすきの会場は「すすきのアイスワールド2025」として氷像60基が並び、今回は飲食ブースも設置。午後11時までライトアップされる。家族連れに人気のつどーむ会場は、中雪像1基、小雪像12基を設置。今年も巨大滑り台やスノーチューブスライダーがお目見えし、子供たちが歓声を響かせている。
雪まつりは昨年の第74回は、過去最多だったコロナ禍前の19年の第70回(273万7000人)には及ばなかったものの、前回比36・5%増の238万9000人が来場している。