駒大苫小牧高校の書道部と美術部の合同校外展「第28回SO(ソー)展」が、苫小牧市文化交流センター1階ギャラリーで開かれている。書道部7人の32点と美術部11人の29点を並べた。9日正午まで。
書道部は臨書や創作など半切(幅35センチ、縦135センチ)の作品が中心で、高文連や各地の書道コンクールの入賞作品も多数ある。第25回高校生国際美術展で佳作に選ばれた顔真卿の「送裴将軍詩」の臨書を出品した坊坂柚奈部長(18)=3年=は「みんなの力作を多くの方に見てほしい」と来場を呼び掛ける。
美術部は大小さまざまな油彩やペン画を展示。動物や友人をモチーフに力強いタッチや大胆な色使いで表現した作品が目立つ。松浦佳凛副部長(17)=3年=がフトアゴヒゲトカゲを描いた油彩「静寂」は、第15回道展U21の苫小牧民報社賞を受賞した。「部員がいろいろな思いを込めて表現していることを感じ取ってもらえるとうれしい」と話した。
今回は小中学生を対象としたイベント「高校生と一緒に創作しよう!」を初めて企画。8日午前10時からと午後1時からの2回、両部の生徒と一緒に作品作りを楽しむ講座を予定している。事前申し込み不要で、参加無料。