苫小牧市は6日、2025年度予算案の規模を公表した。一般会計は前年度当初比3・7%(33億円)増の916億円で、4年連続の増額となる見通し。当初予算としては3年連続で過去最高を更新する。3特別会計、4企業会計を含めた全会計は2・7%(39億円)増の1488億円で、こちらも4年連続の増加となる。
市は25年度予算編成の方針として、昨年12月に就任した金澤俊市長の考えを施策に反映させる。中でも公約で最重点に掲げた「子どもど真ん中のまち」にちなみ、子育て支援に関する施策を手厚くするもようだ。
公共事業費は5・7%(10億円)増の186億5000万円で、3年連続の増加。内訳は、建築分野が8・9%(9億7000万円)増の118億6000万円、土木分野が0・4%(3000万円)増の67億9000万円。来年3月にオープン予定となっている苫小牧市民文化ホール(旭町)の整備費などが引き続き中心となる見込み。
予算の詳細や主な事業内容などは10日、金澤市長が記者会見で説明する。