スケートまつりの準備を進めるJCメンバー 8、9両日に開かれる「第59回とまこまいスケートまつり」のメイン会場となる中央公園(苫小牧市若草町)で、同まつりの準備作業が大詰めを迎えている。このうち苫小牧青年会議所(JC、角大祐理事長)は「苫好きinスノードーム」を制作。恒例のスノーボブスレーのコースを整備し、雪と氷のオブジェを作っている。[関連19面]
同JCは地域のまつりを盛り上げ、子どもたちを喜ばせようと、毎年同まつりに参加している。スノーボブスレーは恒例のアトラクションで、スケート靴型のソリに乗って円形のコースをぐるぐると回り、子どもたちの人気を集めている。
今年は雪や氷のオブジェ展示も企画。メンバーを五つのグループに分け、子どもたちが郷土に興味を持つきっかけにできるように、フェリーやスケート靴、王子製紙の煙突など、苫小牧らしさを感じられるテーマでオブジェを制作し、写真撮影など楽しんでもらう。
当初は、雪でかまくらのようなドームを作る計画もあったが、雪不足で断念した。暖冬で作業は遅れ気味だが、まつりには何とか間に合いそうで、組織力向上委員会の瀧澤僚貴委員長(38)は「苫小牧の皆さんに笑顔になってほしい。記憶と記録(写真)に残るまつりにしたい」と意気込んでいる。