苫小牧市法人保育園協議会(遠藤明代会長)は5日、保育の実施および保育環境の充実に関する要望書を市に提出した。遠藤会長と役員ら10人が市役所を訪れ、金澤俊市長に要望書を手渡した。
要望事項は▽副食費の無償化の継続▽0~1歳児の定員割れによる施設運営難への補助▽障がい児保育に対する人員加配▽5歳児健診の実現並びに専門医の常駐―の4項目。「0~1歳児の定員割れ―」に関する要請では、各施設が入所者の激減により運営が不安定になっていることを説明。保育士を確保しながら定数に達しない園に対する補填(ほてん)を求めた。
遠藤会長は「どの園にいても子どもたちが安心できる環境づくりへの協力を」と訴え、金澤市長は「保育の質の向上について検討していきたい」と述べた。