北海道障がい者芸術文化活動支援センター（福祉とアーツ北海道）と道は11日午後1時から、札幌市中央区の市教育文化会館小ホールで、障害を持つ人たちの発表会「ゴーオンステージ」を初めて開催する。音楽、和太鼓、ダンスのパフォーマンスを3時間にわたって繰り広げ、苫小牧市のエレクトーン奏者福井大輝さんも元気いっぱいの演奏を披露する。

　出演するのは、福井さんの他、打楽器を中心に即興演奏で楽しませる浦河町のひがし町パーカパッションアンサンブル、札幌市のバイオリン奏者武田憲宗さん、北広島市の北海道白樺高等養護学校太鼓部など10組。

　福井さんは「スマイリーだいちゃん」の活動名を持ち、ショルダーキーボードを操りながらステージを所狭しと動き回るパワフルなパフォーマンスが持ち味。

　福祉とアーツ北海道は昨年4月、石狩管内当別町に設置された。ステージやアート展など芸術文化活動で障害者の活躍の場を広げ、障害の有無を問わず多様な人々の交流の促進を目指す。

　入場無料で申し込み不要、全席自由。出演者は「一緒に舞台を感じたい」と来場を呼び掛けている。