• 夕刊時評, 苫1面
  • 2025年2月8日

 シンガー・ソングライターの浜田省吾さんの代表曲に「悲しみは雪のように」がある。1990年代にドラマの主題歌に使用され、ヒットした。浜田さんの父が体調を崩した際に、書いたとされる。こんな詞だ。〈君の肩に悲しみが 雪のように積もる夜には…〉、〈誰もが泣いてる 涙を人には見せずに…〉―。少し切ない歌で、真冬の時期に思い出す。

 そんな季節。詩人の高橋順子さんと写真家の佐藤秀明さんの共著「雪の名前」(小学館)を読んだ。昨年12月に出版されたばかりの新刊で、佐藤さんの美しい写真を多数使用した図鑑のような一冊だ。雪の神秘、優しさ、無情、はかなさを高橋さんがつづる。まずは雪にこんなに名前があることに驚く。降ったりやんだりするみぞれを「雪時雨(ゆきしぐれ)」、桜が咲く頃の雪を「桜隠(さくらかく)し」と呼ぶそうだ。雪のことわざも紹介している。「雪と欲とは積もるほど道を忘れる」。雪が積もると道が見えなくなるように、欲望も度を越すと道理が分からなくなる意味という。

 今週は道東で「どか雪」。全国でも雪のニュースがあふれた。暖冬少雪だった札幌も「雪まつり」開幕と同時に連日、雪が降る。春が近づく「淡雪(あわゆき)」に変わるまでには、まだ遠い。(広)

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