見た目もボリュームたっぷり 苫小牧中心部から国道36号を錦岡方面に進むと海側に「定食」ののぼりが目に留まる。昨年12月に開店した定食専門店。オーナーの吉家守さん(40)は錦岡で生まれ育った。郊外に店を開いた訳を、「この地区は飲食店が少なく大勢のお年寄りが苦労している。地域貢献です」と話す。
定食はA~C(1200~1000円)の日替わり3種。人気は「生姜(しょうが)焼き定食」(1100円)。ご飯とみそ汁、小鉢5品付き。豚ロースは肉厚でボリュームがあり、少し甘めに味付け。取材日の小鉢は油淋鶏(ユーリンチー)、高野豆腐の煮物など。
コメは厚真町の契約農家栽培の「ななつぼし」。みそ汁は合わせみそに昆布とかつおだし入り。ご飯とみそ汁はお代わり無料(1回)。
「限られた時間での昼食。スピードを重視しています」と畠山優香さん(36)と小松みなみさん(34)。調理は手際がいい。
開店直後から営業や工事関係、女性グループ、お年寄り夫婦らが入れ替わり訪れる。常連の会社員千葉馨さん(51)は「品数が豊富でおいしくて量も多い。小鉢料理も家庭的」と満足そう。
苫小牧市錦岡69の1。営業は午前10時30分~午後2時30分。日曜、祝日定休。カウンター、テーブル各12席。駐車場10台。錦岡地区(9町)と澄川町、ときわ町限定の出前(午前11時~午後3時)も実施。携帯電話050(8880)7589。
お目当ての日替わり定食を求める来店者