金澤俊市長は、2025年度一般会計予算案で、公約で強調してきた「子どもど真ん中」に関する政策に予算を重点配分した。岩倉博文前市長が進めた「大作戦シリーズ」に代わる施策展開の第1弾として、子ども主体の事業と連携させた一連の取り組みを「子どもど真ん中アクション」と銘打ち、子育てのまちをアピールする。
新規事業の「子どもど真ん中アクション」に500万円を充て、フェイスオフイベントを皮切りに著名人による親子参加型のトークショーを展開。「こどもまんなか月間」の設置や既存事業と連携したオリジナルグッズを使った周知、啓発を行い、子育て世帯を支える機運醸成を図る。
また、小学校入学祝い給付に3739万円を計上し、新1年生1人当たり3万円を給付する事業を新たにスタート。これまで国などの支援を受けたモデル事業だったヤングケアラー交流の場づくりに169万円、地域の子どもの食事や居場所を提供する団体への助成に800万円を盛り込んだ。このほか、不登校対策も既存の生徒指導対策推進事業の中で充実させる。