暮らし方考え「水」探究 富川高で学習成果発表会

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  • 2025年2月11日
活動の成果を発表する生徒たち
活動の成果を発表する生徒たち

 活動の成果を発表する生徒たち 日高町の富川高校(尾崎慎一校長、65人)はこのほど、2024年度学習成果発表会を同校体育館で開いた。生徒たちが1年間取り組んだ課題研究の内容などを報告した。

  発表会は、自ら設定した課題の調査、研究内容を他者に論理的に伝える力を向上させるのが目的。毎年この時期に開催し、道総合研究機構などの職員や保護者が約30人出席した。世界水フォーラムなどの関係者もWeb(ウェブ)で参加した。

  1年生は「水」について発表し、安全な水を探究するため「富川浄化センター」で生活排水について学び、今後の暮らし方を考えたことを説明した。

  2年生は日高町の活性化を目指して「ライスバーガー」を考案しようと、試食などを重ねたことを発表。「インターンシップ」で門別国保病院を訪れ、放射線技師、臨床工学技士、理学療法士の業務や職業に理解を深めたことも報告した。3年生は「日高町の楽しみを増やす取り組み」について考えた内容を伝えた。

  このほか、昨年5月にインドネシアで開催された「世界水フォーラム」に参加したことや、地域住民らによる水道組合などが維持・管理する「自律管理型水道」の水質調査と水道管経路のデジタル化について発表し、デジタル化した水道管理経路図を大鷹千秋町長に寄贈した。

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