15日公示、27日投開票の衆院選を前に、苫小牧署は10日、違反取締本部(本部長・葛西浩司署長)を設置し、2階大会議室入り口に看板を掲げた。刑事第2課を中心に総勢68人態勢で、買収や選挙妨害、投票偽造など公職選挙法に違反する行為を取り締まる。
衆院選道9区(胆振、日高)は、堀井学元衆院議員が裏金事件で辞職し、自民党新人、立憲民主党前職、共産党新人の三つどもえの戦いが予想される。大釜寛貴副署長は「最後まで厳しい選挙戦となる見通しで、厳正に取り締まっていきたい」と述べた。
同署によると10日午後5時現在、管内(東胆振1市4町)で違反の摘発はない。