苫小牧市内の小学年代アイスホッケーチーム、苫小牧ジェッツがこのほど、仙台市で開かれた第14回仙台市長杯ジュニアアイスホッケー大会(小学生の部)に招待チームとして参加し、優勝を飾った。道内とは違ったチームやプレースタイルに触れるなど貴重な経験を持ち帰った。
大会は東北3県と栃木県、北海道からクラブの合同編成を含む8チームが参戦し、21、22日の2日間で開催。苫ジェッツは宮城県アイスホッケー連盟の強化委員長で同チームのOBでもある元アジアリーガー今村雄太朗さんの誘いを受けて初参戦した。
小学生の部は、2ブロックに分かれた予選リーグと予選順位に基づく順位決定戦を競った。苫ジェッツは予選リーグ3試合を危なげなく勝ち抜き、決勝に進出。八戸クラブU―12との決勝は先制を許し、GKを中心とした相手の守りに苦戦を強いられたが、FW陣が奮起した。第1ピリオド7分にFW有本圭壱(6年)、10分にFW西村颯真(6年)が連続得点して逆転に成功。第2ピリオドは1点ずつを取り合い、3―2で迎えた第3ピリオド7分、FW坂上太絃(4年)がゴール裏を回り込んで技ありのゴールを決めてダメ押し。4―2で競り勝った。
山田昇代表は「各チーム、サイズのある選手が多く、テクニックにこだわった選手、スピードがある選手などがいて、ピリオド間のインターバルでシステムを変えるなど切り替えて対応してきた」と目を細める。自チームについて「子どもたちは初めての道外遠征で興奮気味の中、よく頑張った。勝敗や点差以上に実りがある大会となった」と健闘をねぎらった。
関係分の試合結果は次の通り。
▽決勝
苫小牧ジェッツ4-2八戸クラブU―12
▽予選リーグ
苫小牧ジェッツ6-0今市ボンバーズ
苫小牧ジェッツ9-3カシオペアスターズ
苫小牧ジェッツ14-1伊達フェニックス