劣勢に立たされながら、東京ベイは最後まで諦めなかった。終盤に1トライ差とし、反撃ムードが高まったところで試合終了。王者のBL東京に一歩及ばず、ナンバー8のマキシ主将は「少しの部分で力が足りなかった」と悔しがった。
前半は主導権を握られながらも堅守で耐え、6―8で折り返す。後半は攻撃でミスが続き、12点差とされたが、ここから意地を見せた。
32分。相手の反則で得たセットプレーを起点に連続攻撃を仕掛け、CTB立川がチーム初トライ。「大半は向こうのペース。よくこの点差で抑えた」と立川。6週連続の試合という不利な日程で、地力の高さは示した。
昨季はリーグ戦6位でプレーオフにも進めなかった。強豪ニュージーランド代表でディフェンスコーチを務めた経験のあるマクラウド氏の指導で、守備が向上。決勝進出の原動力となった。若手も多く、チームは伸びしろがある。マキシは「来季、またこの舞台に立てるようにみんなで努力したい」と誓った。