苫小牧ウトナイ小学校(手塚敏校長)で5月28日、「人権の花運動」が行われた。花苗の贈呈式の後、児童たちが色鮮やかな苗を花壇に植えた。
花を育てることで思いやりの心を育成する人権啓発活動で、法務省が1982年から実施している。
札幌法務局苫小牧支局などに委託され、贈呈式には同支局や苫小牧人権擁護委員協議会、苫小牧市の関係者や人権イメージキャラクター「人KENまもる君」などのほか、同校の児童15人が参加した。
贈呈式では、同協議会の大谷和広会長が「花を見たら笑顔になれる。大切に育てて」と呼び掛け、マリーゴールドやサルビアなどの苗約300株を児童に手渡した。
この後、児童たちはシャベルを使い、玄関前の花壇に苗を等間隔に植えた。
6年生の山田豹真君(11)は作業を終えて「きれいな花を咲かせるまで、みんなで協力して大切に育てたい」と笑みを浮かべた。