最優秀賞に選ばれた原さん むかわ町少年の主張大会が3日、町産業会館で開かれた。鵡川、穂別の両中学校から生徒6人が参加。過去の出来事で感じたことや将来に向けて何が必要かなど、それぞれが堂々と主張した。最優秀賞には鵡川中3年の原愛結さん(15)が選ばれ、7月9日に室蘭市で開催される胆振地区大会に出場する。
同大会は、町教育委員会と町青少年健全育成委員会の主催。1人4分30秒~5分30秒の持ち時間で発表し、審査員6人が発表者の視点や主張の構成、論調などを評価した。
原さんは、将来の夢として「自分の好きなことや得意なことを伸ばして、仕事にしたい。誰かを笑顔にしたり、元気にしたい」と語り、周囲に反対されても諦めず、自分自身と向き合って努力を続ける重要性を強調。本気で夢をかなえるには「簡単に自分の意思を曲げず、何度も挑戦し、努力し続けること」と訴えた。
表彰後、原さんは「最初はすごく緊張したけど、練習の成果が出せてうれしい」と笑顔を見せる一方、「今回、下を向いて原稿を見たり、戸惑う部分があった」と胆振地区大会に向けての修正点を挙げた。審査員長を務めた町教委の長谷川孝雄教育長は「夢をかなえるために何が必要か、自身の経験などを基に考え発表していた」と高く評価した。
その他の受賞者は次の通り(敬称略)。
▽優秀賞 小坂真央(鵡川中2年)▽審査員特別賞 小林魁星(同3年)▽奨励賞 土田結愛(穂別中2年)、金森すず香(同3年)、藤田綺音(同3年)