【ワシントン時事】トランプ米大統領は4日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナによる1日のロシア空軍基地へのドローン攻撃などについて協議した。プーチン氏はウクライナに報復すると明言した。トランプ氏が自身のSNSで明らかにした。会談は約1時間15分にわたり行われた。トランプ氏は「良い会話だったが、すぐ和平につながるものではなかった」と説明した。
トランプ氏は、プーチン氏が「(ウクライナのドローン攻撃に)対応しなければならないと強く主張した」とSNSに記した。報復の中身やトランプ氏が自制を求めたかどうかは明確にしていない。
一方、ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると、プーチン氏はトランプ氏に対し、国内で1日に相次いだ列車脱線を念頭に「ウクライナが民間人を狙ったテロ攻撃を行い、(トルコ・イスタンブールで2日に行われた)直接協議の妨害を試みた」との見解を示した。