札幌の初夏を彩る「第34回YOSAKOIソーラン祭り」(同祭り組織委員会、札幌市など主催)が4日、中央区の大通公園で開幕した。今年は台湾の海外組を含め道内外から約270チームが参加。大賞が決まる8日まで5日間にわたり、約2万7000人の踊り手が道都の街中で熱い演舞を繰り広げる。
YOSAKOIは1992年に10チーム、観客動員数20万人でスタート。30年以上の歴史を刻み、昨年は210万9000人が来場した。経済波及効果も246億円(北海道二十一世紀総合研究所の16年の調べ)に上り、札幌の初夏の風物詩として定着している。
初日は雨が上がった午後6時から、西8丁目のメインステージに道内学生チームなどが次々と登場。華麗で熱い舞いを披露し、観客席を埋めたYOSAKOIファンを魅了した。
期間中、会場は昨年より2会場増の札幌市内17会場で開催。メイン会場の大通公園には、観客が飛び入りで参加できる「ワオドリスクエア」を6年ぶりに復活させて西7丁目に開設。
また、西10丁目南側路上には「西10ストリート」も新設。西5、6丁目には今年も「北のふーどパーク」が店開きし、「お祭り屋台」、「全国・市町村うまいもん食堂」など各コーナーが設けられている。
東胆振からは「夜桜金魚とまこまいJAPAN With風雪太鼓」(苫小牧市、26回目)と「はるな座」(安平町、4回目)、日高管内からは「平取義経なるこ会」(平取町、28回目)が出場する。
また、初日は4部門の「地域貢献賞」が発表され、福祉貢献部門で苫小牧の「夜桜金魚」が受賞した。