格下が相手とはいえ、2日続けての大勝。ゲインズ監督は「3点シュートが入らなくても得点できたことが重要。守備の激しさを40分間継続できた」とうなずいた。
指揮官の初陣となった7日は、最大の武器である3点シュートを41本中18本決めて95得点。この日は34本中9本と低調だったが、守備からリズムをつくって前日に迫る89得点を挙げた。
激しくプレスをかけるマンツーマンを基本に、ゾーンディフェンスも駆使して30のターンオーバーを誘発。後半はわずか15失点に抑えた。監督は「守備の多様性が大事。このチェンジング(変化)が私たちの武器になると思う」と手応えを口にした。
ボールを奪って速攻につなげ、素早いパス回しから得点を重ねた。チーム最多15得点の高田は「全員が自分の役割を理解して、コートに立った結果」。相手に的を絞らせなかった攻撃に満足した様子だった。
この2試合で異なる強みを見せた新生日本。監督は「相手にとってかなり脅威となるチームになれる」と笑みを浮かべた。