苫小牧市は6月の「食育月間」にちなみ、「みんな大好き給食」と題した食育展を市役所1階で開いている。学校給食共同調理場で使っている長さ約1・5メートルのおたまやへらなど15点を展示し、家庭で簡単に作れる給食お薦めレシピも案内。市健康支援課は「幅広い世代に学校給食を身近に感じてもらいたい」とアピールしている。
展示では調理場の仕事や人気メニューランキング、毎日の学校給食メニューも紹介。給食レシピを無料で配っており、人気メニューの中から「バランスアップサラダ」など6種類を栄養士が選んだ。
給食では「郷土食」としてホッキカレーが毎年登場していることなどを踏まえ、市健康支援課の栄養士、山本あずささん(32)は「地元の食材を子どもたちにおいしく食べてもらおうと日々工夫している」と話す。
展示は13日まで。市立中央図書館でも歴代の給食食器を展示中で、14日から市役所の展示一部を移す。図書館の展示は26日まで。