函館税関千歳税関支署がまとめた新千歳空港の貿易概況によると、4月の輸出入総額は前年同月比65・0%減の31億7100万円で、前年実績を7カ月ぶりに下回った。前年同期は台湾からデータセンター向けサーバー(約66億円)の輸入があったための反動減で、この他はおおむね堅調に推移している。
輸出は9・4%減の16億5500万円で、2カ月連続のマイナス。魚介類・同調製品は34・6%減の6億400万円で、台湾向けの塩蔵ナマコが減った。輸送用機器も83・6%減の900万円で、米国向けの自動車部分品が減った。
輸入は79・1%減の15億1600万円で、7カ月ぶりのマイナス。一般機械が94・2%減の3億9500万円で、前年同期にあったサーバー「特需」が全減した。電気機器は4・6倍の3億8100万円だった。
入港機は前年同月比13・8%増の652機で、入国旅客数は21・0%増の11万304人だった。